センテンスとリズム

新聞1ページが15段になったのは1950年代頃だそうです。

当時は1行15文字が基本でしたが、今は、15段はそのままで、読みやすくするために文字を大きくしたことで、1行が11あるいは12字程度になっているようです。

新聞の文章は、1行が短いため、1つの文章も短いように感じますが案外そうでもないのです。

朝日新聞の「天声人語」は特に短いとされていますが、一文、30文字程度です。

Yahoo!ニュースでは朝日新聞の1面コラム「天声人語」(有料)を読むことができます。

2014年3月27日の天声人語は616文字でした。 今でも、文章を書くことを職業とする人は文章構成やリズム感のお手本にするため、また受験対策で新聞の1面コラムを書き写す人は多いようです。

一般的に、1つのセンテンス=句点から句点までが短いと、主語と述語が近くなるため、意味が取りやすくわかりやすいと言われてきました。

長くてもぜいぜい45文字程度とされています。

文章のリズムとスピードは、センテンスの長短によって変化します。

短いセンテンスで、さらに改行を増やすことでスピード感のある文章になります。

メールなど画面上の文章でセンテンスの短いものに一度慣れてしまうと、センテンスが長いものが読みづらくなるかもしれませんが、洗練された長い文章には、独特の味があるように思います。

ちなみにセンテンスの長さで有名なのが谷崎潤一郎の『細雪』です。

最近、メールなどで読点のない文章を目にすることが多くなりました。

空きスペースが読点の代わりになっていることもあるようです。

句点「。」は、1つの文章の区切りを表し、読点「、」は意味の区切りとして、あるいは読みやすくするために使われます。

読点を入れる場所で、まったく違う意味の文章になることもあるので注意が必要です。

また、読点は、声に出して文章を読んだ時の息継ぎ部分にもあたります。

読点の打ち方で文章がわかりやすくなったりそうでなくなったりすることもあるので、文章を書いた後は、一度声に出して読んでみる習慣をつけるのも良いかもしれません。

声に出して読むことで、脳の活性を促すこともできるそうです。

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